音楽うら事情:リシルド☆彡

シュリンプさくら

2016年01月28日 13:37

2月の演奏会の演目に、ガブリエル・パレス作曲『リシルド序曲』
 あります
今日は、音楽の楽譜上のうら話を聞いてほしいのよ〜

RichildeのAlto SAXの楽譜

リシルドは吹奏楽コンクールで演奏される一時流行った音楽なので
 曲は聴いたことがあったのですが、楽譜を見たのは始めてだったの
 ところが。。。はっなんなのコレッ
 楽譜の記号にびっくり

楽譜の一部


楽譜もっと拡大してみるわよ

この音楽記号をトレモロ(伊: tremolo)って云うのです
 単一の高さの音を連続して小刻みに演奏する技法、ならびに複数の高さの音を
 交互に小刻みに演奏する技法を云うの。
 小刻みに発音を繰り返すことにより、あたかも音が持続しているかのような
 印象を与えることが出来ます


楽譜記号の指示図

ア)矢印の上と下の楽譜は同じ演奏方法。上が楽譜の指示記号で、下が
 指示通りに演奏したらこんな感じになります

 でね、問題なのは音符の上に斜めの横線が3本あるってことは。。。
高速ぢゃ〜ん

 サックスのトレモロ技法としては、口腔内での舌の発音を
 【トゥク,トゥク】【ツゥク,ツゥク】【タカ,タカ】と発音します。
 95小節ひたすら、この発音を続けるのよそしてトレモロの音量は、
 P(ピアノ)で「なるべく速く」演奏しなければなりません

 

アルト サックスのリシルドの楽譜は全417小節中、トレモロは所々
 なのですが、95小節もあるのよね

音楽の聞かせどころもあるんだけど、リシルドはトレモロ指示が多すぎ
 作曲者の指示だから仕方ないけど屈辱的
 ソロやメロディーを多くしてほしかったです。
 とにかく、そんな苦労してるところも、演奏会で実際に聞いてくだされ〜



おまけは、ギターリスト 村治佳織 の【トレモロ奏法】
 

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